六郷満山(ろくごうまんざん)文化は心に辿(たど)る道。
国東半島は「仏の里」と呼ばれている。
古代の宇佐で生まれた八幡信仰は、やがて古代仏教と融合して「神仏習合」が生れ全国に広まっていった。
国東半島にある六つの郷では、天台宗と結びつき、山間に多くの寺院を擁立して、独特の仏教文化を華ひらかせていった。
これが六郷満山文化といわれるものである。
豊後高田の山あいを訪ねれば、富貴寺大堂(国宝)、真木大堂(9体の仏像国重要文化財)、熊野磨崖仏(国重要文化財・史跡)などの見事な文化財から名もない石塔や野仏等に出会うことができる。
ここには六郷満山文化の息吹が満ちている。
さて「神仏習合」とは、神と仏との出会い。これは自然の中に神を見る信仰と、人間の生き方を求める仏の道が調和されているということ。
このことは、現代の「人と自然」との関わり、共生のあり方に通じるものがある。
六郷満山を包む山は奇岩奇峰。修験者達が悟りの境地を求めるにふさわしい景観をみせている。
豊後高田の山路の旅は、こころの辿る旅である。


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